歯科医院開業の状況

歯科医院開業の状況 について

歯科は他の診療科目に比べて新規開業へのハードルが低いと言われています。

1年間の歯科医院開業数は2000軒〜3000軒程度とも言われています。素人目に見てもこれは非常に多い数だとわかります。 他の診療科目に比べて小規模の経営で成り立ちやすく、設備投資のコストを低く抑えることができることや、 需要の多さ、長期間にわたる治療による安定した患者の獲得などがその要因として考えられます。

歯科医院開業の状況

しかし、年間数千軒も新規に開業しているということは当然廃院に追い込まれる歯科医院も多いということになります。 現在歯科医院は過剰気味であることが問題となっています。年間では数百軒程度のペースで増えている状況、 つまり数千軒が新規開業すると同時に数千軒が廃院に追い込まれているということになります。 とくに都内では1日1軒以上のペースで廃院する歯科医院があると言われています。

歯科医院を開業するためには先行投資に5000万円程度の資金が必要になるといいます。 また年間の維持費用に1000万円程度。先行投資を回収しつつ経営を安定させるためには数年の期間が必要になるでしょう。 また、歯科医院は最初の3年が勝負と言われています。この期間に評判を高め、 患者を獲得できるようでなければその後経営は苦しくなる傾向が見られます。

新規開業のハードルが低いからこそ、廃院になるのも早い。歯科はそんな厳しい世界です。 新規開業を検討している場合は理想だけでなく、現実を見据えた上で慎重な計画を立てることが重要になってくるでしょう。

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