歯科医院開業に求められる資金

歯科医院を開業するとなるとそれなりの費用がかかります。では経営状態にもよりますが、 どれぐらいの費用がかかるものなのでしょうか。

まず開業形態が費用に大きな影響をもたらします。テナント開業なのか、建物を所有しているのか。 所有している場合は住居と兼用なのかどうかによって大きく異なってきます。 歯科医院の場合、一般的にはテナント開業が多いのではないでしょうか。 テナントを借りる場合には保証金として４００万〜５００万円程度の初期投資が必要となります。

それから内装工事費。広さによって異なりますが、坪で４０万〜５０万円程度は覚悟しなければなりません。 ユニット３台程度の一般的なスペースの歯科医院なら１５００万円前後かかります。

そして医療機器。ユニット３台購入するとして、だいたい１０００万〜１２００万円。 このユニットは中古で購入することでお安く抑えるという選択肢もあります。

その他の備品にも費用がかかります。どれだけ充実させるかにも異なってきますが、だいたい２００万〜３００万円。 消毒・滅菌や無痛治療などに力を入れる場合にはもう少し高くなるかもしれません。

これらは設備投資。ほかにもいろいろな費用がかかります。医療品の初期在庫の準備に１００万円程度、 広告・宣伝もどれだけ行うかによって異なりますが２００万〜３００万円程度は必要になるでしょう。

テナント開業の場合で開業資金は５０００万円程度必要といわれています。決して安い費用ではありませんから、 綿密な資金計画が求められます。