歯科医院開業の際の選択
過剰気味といわれ、厳しい競争が繰り広げられている歯科医院。新規開業し、 生き残るためには患者にアピールできる魅力が必要になります。
歯科医院といってもタイプはさまざま。定期健診と虫歯の治療を行ってくれる一般的な歯科医院から、 インプラントなど高度な審美治療を行うところまで。どの点をアピールするかでスタイルは大きく異なってきます。

ホームドクターのような身近な存在でアピールするという方法もありますし、 高度な機器、高度な治療を魅力にする方法もあります。それは立地条件などによってもニーズは異なってくるものです。 また、予防歯科や小児歯科に対するニーズが高まっている時代、 そういった患者のニーズをどれだけ拾い上げることができるかどうかも生き残るための大きなカギとなります。
運営方針も歯科医院開業時に選択が求められます。完全予約制にするか、一般外来と併用するか、 あるいは保険診療をメインに行っていくか、場合によっては自費診療の高度な治療も取り扱うか。 運営方針によって歯科医院のイメージが決まってくるため、この点も大きな選択となってくるのです。
インターネットの普及もあり、歯科医院の情報が広く行きかう環境になっています。 その反面、知名度の高い歯科医院、あるいは宣伝にお金をかけている医院に注目が集まる傾向もあります。 歯科医院は技術で勝負するのが本筋ではありますが、やはり宣伝・広告も重要です。どの程度力を入れるか、 費用を割くかの選択も求められます。
このように、歯科医院を開業する際にはさまざまな選択が求められます。 途中でガラリとイメージチェンジ、というわけにもいかないもの。自分の理想とするスタイルと、 患者のニーズをうまく組み合わせた運営方針を目指すようにすることが重要になってくるでしょう。